Japan Herb Science 石井智子さん

この辺りにハーブの生産者さんがいたことも知らなかったのですが

JHSの石井さんに話を聞いているうちに

これは只者ではない!何者だ!?魔女では???と

どんどん石井ワールドに引き込まれるのでした。

さて、どんなストーリーが‥


石井さんのご自宅の一角が、研究やワークショップのスペースになっています。

専門的な本がずらりと並び、大きい蒸溜器やら精油専門の冷蔵庫やら

お庭には乾燥室まで。


—すごいですね!もう長年ハーブの研究をされているのですか?

石井:私ね、音大を出てずっと音楽の仕事をしていたの。オルガンが専門でオーケストラの音源を作ったり。


—それがどうしてこの世界に?

石井:手の痛みやしびれが出てきてね。何をやっても治らなくて。動いてはいたけれど、音を扱っていたし、生徒に自信を持って教えられないじゃない?それで40でスパッと辞めたの。

それからフラワーデザインをやっていたんだけど、美しいものだけじゃなくて、「香り」に惹かれてね。だって香りって、物質じゃなくて人間の中枢である脳幹にアタックできて、何とも神秘的じゃない?感性にタッチできるところが。

当時アロマセラピーの学校は今よりもお金も時間もかかって、頑張って資格を取ったけれど、疑問も大きくなっていったし、植物を知りたい!っていう気持ちも大きくなったし。


—疑問というと?

石井:みんなボトルで知っているだけで植物を知らないじゃない?瓶を一つの道具として人間をセラピーすることへの疑問が大きくなっていったのね。コンサルテーションで勧めるハーブティーも、本来の植物を知らないで勧めているっていう矛盾があるし。しかもこの世界を知れば知る程、安全性が確保されていないっていうことは危険だと感じて。大事なクライアントさんに勧めたり、塗ったり飲んでもらったりできないわよ〜


—それで自分でハーブを育て始めたのですか?

石井:自分のやり方で、純粋なハーブを育てたかったの。植物のことだから順応性は高いだろうし、日本は豊かな土地だから、日本でもできるだろうって思って。一時期、厚木、足柄、南区とかで最大7反くらいやっていたけど、土壌分析してもらったら、地歴がここ(相模原市緑区長竹)が一番よかったの。 それで今はここで。


—ここでセラピーもされているのですか?

ガンの末期の方によく頼まれるわね。緩和ケアの方とかね。私も40歳で痛みを知ったから、そういう場合はお引き受けしているの。ガンと相性のいいハーブも沢山あるの。だからそういった方の状況をみて栽培量を決めたりしているわね。


畑へ移動

エルダーフラワー、ティートゥリー、バレリアン、ブルーコーンフラワー、メドウスィート、レモンマートル、マロー、ジンジャー(里芋の間に)、アフリカ産ハイビスカス‥書ききれないほどのハーブが咲き乱れる。


—何種類くらいのハーブを育てているのですか?

石井:始めはね、140くらいのオーガニックの種を集めるのに2.3年かかったの。この自然の中で手を加えなくても済むものだけ残したら、70種残ったのね。でも人間の不調に対応できるのに十分だから、いいかなって。


—肥料にも氣を配ってらっしゃいますか?

石井:JHSの栽培方法は、植物性由来の有機物100%で作られた堆肥のみを最低量入れて、地力、微生物の力を信じて栽培しているの。植物由来の有機物(クローブのがら、コーヒー、茶葉他)にこだわるのは、動物性由来の有機物(家畜の畜糞尿)の安全性が確保できないから。始めて以来、一切その手の物は入れていないの。それにここまで純粋にこれたのは、堆肥を作って下さる堆肥会社の社長との出会いが栽培歴の上でとても大きな位置をしめているの。

有機の壁は7.8年目って言われていて、正に今来てるの〜。その原因の一つとして自分なりの答えは、どんなにいいものでも同じ物を人工的に入れ続けると、やはり自然界のバランスを崩すってこと。来るべきして来ている壁??

私はマイナスの原理、だいたいマイナスのやり方でやっているわ。土に一度何か入れると10年単位でアウトになることがある。

あと自分の畑のものは外に出さないっていうのが基本でね。収穫時、剪定時に出るハーブの残渣は、コンポストに入れて、またそれを畑に戻してってやっていて。穏やかな流れの中で、微生物たちにも感謝の気持ちを込めてハーブを食べさせて上げているの。

これまで出会いに恵まれていて、わからない事、答えが自分なりに出せない時なんかは、微生物の先生やその道で活躍されている方に聞くこともできるし。色々な人達に支えられて、ハーブに励まされて、今の所、栽培持続できているみたい。


—いろいろな場所でハーブが育っていますね。

石井:自生させていると、種が飛んだりするじゃない?この子はここで生きるって決めたんだなって。私が勝手に並べるわけにいかないわよね。植物のストレスになるから。向きも好き勝手だし。仲良くなって、譲り合ってバランス取るだろうなって。でもね、私キッチリしている性格で、昔は草一本も生やさなかった時期もあったの(笑)目をつぶることから始めたら、ハーブが緩やかにのびのび育ち始めたのよね〜


—手の痛みやしびれはもうなくなりました?

石井:いろいろなところで診てもらって、原因は頸椎かもってことで、頸椎を分解するみたいな手術もしたけど、手の痛みはまだまだあるわね。まあ受け入れれば何てことないの。正常のレベルを忘れてスイッチすればできるのよ(笑)


あのランボーでさえ、痛みを無視することは無理だったのに!石井さんは痛みなど全く感じさせず、今回の取材も、ビオ市でも一番楽しんでいるのは石井さんでした。

JHSさんのハーブソルトは一度味わったら病みつきだし、ハーブウォーターはうっとりする程、手がしっとりするし、石井さんが手塩にかけたハーブやハーブティーも、まるまるマルシェでゲットできます!ハーブのこと、蒸溜のこと、精油のことなどなど、きっと何でも教えてくれますよ。


(写真 三谷 浩)


【Japan Herb Scienceデータ】石井智子さん

生産地:旧津久井町長竹カントリーそば

規模:約450坪

栽培品目:約70種前後のメディシナルハーブ

栽培方法:植物性堆肥のみ。無農薬、無肥料栽培。

出店情報:第1、3火曜 ビオ市(藤野倶楽部)

第2、4火曜 わらわら市(橋本駅北口シダックスそば)

HP: http://japan-herb-science.com/herb/

Fb: https://www.facebook.com/Japan-Herb-Science-1569472296715222/

Fujino marumaru marche 2017

2017年11月18日(土) 10:00 START(雨天決行)

0コメント

  • 1000 / 1000